シロザケの肖像。

the last day at the river.


Nikon D700 + AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8G ED
Northern Hokkaido, Japan / Oct.2013

色々な事情が重なって、
今年の秋も北海道に行くことはでき無さそうだ。
経験上、撮るものも、その状況も、ある程度の目星はついているけど
それを横に置いて、ここ数年は一年で一番賑やかな季節を本州での撮影に費やしてきた。

結果、狙っている成果はまだ出ていない。
でも諦めない。まだやる。

本当は、雪が積もり始めた北海道で
動物たちの足跡とか、風に吹かれる漁師の横顔が見たかった。

色々あって逃したものも多いけど、
減点法で考えるのはもうやめた。
出会えた景色もあるし、立ち止まって感じられたものもある。
写真以外でも、
色々なものが煮詰まってきていて、同時に行き詰まりもあって
これからの方向性を少し変えることにした。

同じ日は二度と来ないけど、季節は少しずつ形を変えて
毎年戻ってくる。生きていれば、チャンスはあるだろう。

じっくり北海道の自然と向き合いたいな…と思いながら
今は熊本、大阪と反対方向への旅の準備をしている。
北の大地は、また来年。

I've missed chance to photograph the Japanese northern nature in this autumn.
But it's okay, saw many landscapes and felt something at here.
I'll try again.
I know the same day never come again to me.
But the season will come back, like the salmon to the river.