2019/03/18

マタギとアイヌ、森と海、オオカミの旅




福島県のいわきにいる。
今日は午後、一人になってから、少しだけ写真を撮って
あとは車の中で居眠りしたり、海を眺めたりして過ごしていた。
ここ数日は、僕にしては珍しく少し賑やかな日々だった。
アイヌのアーティスト、語り手もである、結城さんと、
「おぜしかプロジェクト」の小山さんと連れ立って、
南会津から、金山町。福島県の山間から、いわきの海へ。
福島を横断する旅だった。

Now I'm at Iwaki city in Fukushima prefecture.
photographed event at Kaneyama ( mountain side in Fukushima),
and came here with Yuki-san -Aynu story teller-, Koyama-san -Oze Deer Project-.
Met their friends in Fukushima, felt existence of wolf extincted,
saw the beautiful Seascapes with crashed Nuclear Power Plants.
Spent good time. felt many things, thanks to good friends...
One more day, I'll stay here Fukushima. Thank you so much...!





数日前、結城さんに一日遅れて南会津に着くと、
オオカミの版画がすでに彫られてあった。
そして旅の一つのテーマは、自然とオオカミになった。
結城さんは、北海道を発つ前からオオカミを感じていたらしい。



金山町で、奥会津金山町最後のマタギ、といわれる昭夫さんとの対談。
おぜしかプロジェクト主催のイベントだ。
昭夫さんは、この冬からお願いして撮らせてもらっている方だ。
両方の知人、ということでMCの役で少しだけお手伝いすることに。
そこでも、オオカミの話が出た。







狩猟者の経験とアイヌの物語。互いに優しく響き合うような語らいは、
きっと参加者皆の心に響いただろう。



翌日、奥会津に残って動物撮影をするつもりだった僕は
予定を変更して結城さん、小山さんについて海に向かうことにした。
標高を下げていきながら、目まぐるしく変わっていく
福島の風景を車窓から横目に見つつ東へと向かう。



飯館村にあるオオカミを祀る神社を訪ねた。





さらに東に。
高速道路の線量計を横目に見ながら海へ。



結城さんの知己を訪ね、彼らの会話の中に
福島の海と、アイヌの人々の物語を聞かせてもらう。



結城さんが北海道への帰路に就いた後、一日滞在を延ばした僕は
色々なことをぼんやりと考えながら海を眺めて過ごした。
松林の間から覗いた砂の丘は、よく見ると防潮堤だったようだ。

昭夫さんに結城さん…そして小山さん。
たくさんの人に出会い、たくさん話をして
本当に多くのものが心に残った数日間だった。
その内容は、またいずれ。

ありがとうございました。



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